※JIS L 0844 A-2号
「印刷された布」と「白い布」「50℃の石鹸液」「ステンレス鋼球10個」を500mlの試験ビンに入れ30分間洗濯試験機で洗濯をし、布を脱水乾燥後に判定をします。
「変退色」=印刷された布の色落ち、剥がれの程度。
「汚染」=白い布への色移り、剥がれたインクの付着の程度。
数値は「1」「1-2」「2」「2-3」「3」「3-4」「4」「4-5」「5」の9段階。5級が優秀です。
一般的に市販されている衣類の印刷は変退色4級以上、汚染3級以上が目安となっています。
弊社に寄せられる問い合わせの中で非常に多いのがインクジェットプリントの洗濯耐性についてです。
過去に別の業者で作ったインクジェットのTシャツがすぐに色落ちしてしまったり、剥がれてしまった。という声は良く聞きます。
弊社の使用している以外のインクジェットプリンターについてあまり知識がございませんので、どの様な事が原因で剥がれや色落ちが起きたかは定かではありませんが大きく分けて5つの原因が考えられます。
まずはインクジェットプリンターの機械的な問題。そしてインクの問題。Tシャツの素材の問題。乾燥の問題。最後に作り手の問題。
シルクプリントと比較してインクジェットプリントはまだまだ新しい技術なのでそれぞれの側面からそれぞれの形で試行錯誤を積み重ね、現在に至ります。そしてそれは現在も続いています。機械やインクについてはご家庭や会社でお使いのインクジェットプリンターの進化を見て頂ければ、Tシャツインクジェットプリントも日々進化している事をご理解いただけるかと思います。同様に素材も日々進化しています。以前はシルクプリントがより良く印刷出来る事がオリジナルTシャツ用ボディの最たる条件でした。同時にそれがインクジェットプリントのネックにもなっていたのでした。今は各ブランドがインクジェットとシルク、両方を視野に入れた商品開発、改良をしています。過去に問題があった物も、現在の商品では問題が無い場合も多いと聞きます。印刷が終わったら乾燥です。乾燥の機械も様々なメーカーから出ており、商品、色によって乾燥の温度や時間を変えなければいけません。お客様のデータの内容によっても印刷データの加工方法、印刷方法、乾燥方法は変わります。その知識のどれが欠けても最高のインクジェットTシャツは完成しません。
お客様の中には弊社と全く同じプリンターを使っている別の業者でもTシャツを作られた経験のある方もいらっしゃるのではないかと思います。おそらくその仕上がりの違いにびっくりされたのではないでしょうか。私たちの作るTシャツこそ最高のTシャツだとは申しません。ただ、私たちはそうお客様に言って頂ける様に日々上を目指しています。同様に各社それぞれの立場でそこを目指しているのではないでしょうか。弊社の場合は色校正という印刷物の色見本を作る仕事からその歴史をスタートさせました。現在はそちらは縮小し無くなってしまいましたが、それは通常の印刷となり現在も続いています。それらの経験を布印刷に活かせないかと考えました。そして始めたのがこの「Tシャツのオリジンインフィニティ」です。Tシャツプリントの歴史こそ浅いかもしれません、しかし私たちには他社に負けないデータ処理能力、色調能力がありました。私たちは自然な風合いで発色の良いTシャツを目指しました。幸運な事に現在最高峰プリンターを導入する事が出来て、私たちは私たちの考える最高のTシャツの完成に一歩一歩、近づいています。
さて、前置きが長くなりましたが、当サイトの「Tシャツの洗濯について」のページを公開したところ、とても沢山の人に見てもらえた様です。私たちとしては、お客様がご自身で作られたTシャツをずっと着続けていただきたいという思いから、このページを作りました。しかしながら、逆にインクジェットプリントは剥がれても当たり前な物ではないかとか、弊社プリントが剥がれた時の言い訳なのではないかとか思われているお客様もいるのではないかと考えるにいたりました。
実は弊社インクジェットプリントのTシャツに剥がれが起った事があります。その直接の原因は、大型加湿器の導入でした。それはインクの発色を良くするため、ヘッドのインク詰まり防ぐための導入でしたが、それは乾燥不良をもたらした様でした。加湿器導入の当初の目的ははたしましたが、その時期の半数近くの白Tシャツに問題が起こりました。それは白Tシャツへのプリントだけで、カラーのTシャツや白ベースをひいたプリントの物は問題がありませんでした。同様に印刷し、乾燥をした物がAの洗濯機で洗濯をすると問題がおきるがBの洗濯機では問題が全く無いという自体が起こりました。私たちは原因の究明をメーカー、販売店と共にはじめました。乾燥回数を増やしたり、乾燥器の設定を変えたり、時にはメーカーと喧嘩しながら改善をめざしました。最終的に乾燥機の排気を改良する事でようやく問題から解放されました。しかし、私たちのインクジェットTシャツの出来を大変喜んでいただいていたお客様が離れて行ってしまうという悲しい結果が私たちにもたされました。それでも離れずに応援してくださったお客様も沢山いらっしゃって、私たちは勇気づけられました。
この度、弊社が導入するインクジェットプリンターkornitの日本総代理店の上野山機工さんを窓口に独自の洗濯試験を行いました。下記画像がそれなのですが、お客様名等ある部分を隠してあります。現在の弊社インクジェットプリントは洗濯試験4級から5級の高い評価を得られました。一部結果が低い部分がありますが、それが先程の乾燥に問題のあったTシャツです。時間が経っているので自然乾燥で強度はやや上がっていると思われますので、おそらく問題が起きた時点では耐久性がもっと低かった可能性が高いです。
洗濯試験になんら問題の無くなった、弊社インクジェットTシャツではございますが、これからも何らかの環境の変化や、ミスなどによりまた、新たな問題が起こりうる可能性がゼロだとはもうしあげられません。ただ、そういった事が起きた場合、私たちは責任をもってケアをさせていただきます。お客様におきまきしてはお気づきの点がございましたら何なりとお申し付けください。そしてより一層、お客様が安心して着ていただけるTシャツづくりを私たちは目指します。何卒、よろしくお願い致します。

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